2011年12月27日火曜日

人に迷惑をかけない - と称する

人に迷惑をかけない、というのは、日本人の国民性、特徴で、美徳とされているんではないでしょうか。

日本にいるとき、若干風邪気味になり、くしゃみが出るようになりました。ここで風邪薬を飲むのが日本人の常識というふうに聞かされました。薬嫌いの私は、絶対に嫌なんです。くしゃみは、確かに体の内部のゴミを排出するための自然な反応じゃなかったでしょうか。それを、副作用の有りそうな薬で生物学的にむりやり止めるというのは、いかにも体悪い作用があり悪そうですし、さらに、ゴミが排出できず自然治癒を遅くすることになるんじゃないですか。自分の体にとって二重の悪です。

しかし、混み合った所で生きている日本人には、他人のくしゃみは、病原菌を撒き散らす、悪、最悪の人間ということのようです。(体にわるいかもしれない)風邪薬を飲んででも、症状を抑え、人に移さないようにするのが当然であり、しない人は、人に迷惑をかける反社会的な人間(私のこと)となるようです。

狭い国土でひしめきあって、苦しいのですから、もう少し、人と人との間のスペースが取れるように、少子化万歳、高齢化社会万歳、人口減少万歳、という風にならないのでしょうか。発展途上国では、娯楽が無いせいか、次々と妊娠して、こどもが増えてしまい、さらに貧しくなり、困っているのに、日本は自然減少という、ある面天から与えられた条件を生かし、子ども手当などもってのほかで、私のような老人をも低賃金でも雇用し、生産性を高める社会にすれば、と思うのですが。

老人社会が元気が無いというのは、先入観であり、だいたいそう言っている、日本の政治家や経営者たちは世界的に比べるとみな高齢な老人ではないですか、なんら問題ないはずです。

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