2010年7月30日金曜日

育児放棄、あるいは虐待のニュースが多いですね

育児放棄や虐待のニュースを多く目にする昨今です。「子どもなんていなければよかった」と言う母親のことば。まだ23歳ですね。昨日は15歳の息子の服にライターで火をつけた父親が逮捕されていました。子どもらは、可愛いですが、自分の思い通りにならないと、怒るというのは、私もそうでした。私を含めて、そういう怒るくらいまでの感情をもってしまうのは、極めて多いのではないかと推測します。

しかし、殺そうとまで思うのは、ただの怒りだけでなく、別のストレスが加わっているように感じます。母親の場合、子供の父親がちゃんといて、しっかりサポートしてくれるならば、ストレスは減るんじゃないかと。逆に、父親が別の女性の方に行ってしまい、あらたに別の男性と親しくなるのに子どもが邪魔だというのはありそうなパターンのように感じます。この場合、性的関係を気軽に考え、相手を変えていくのが、そう特別なことでないというような、現代の日本の社会通念がこういう事態を増加させているように感じます。

15歳の息子の服に火をつけた父親、自分の遺伝子を持った息子に大やけどをさせるか、殺してしまう、気持ち、怒りは、どこから来るのでしょう。息子が自分の思い通りになっていかないからというのが、ありそうな感じがします。私も自分を振り返ると親の思い通りにはならない子でしたので、ずい分怒られました。15歳なら、大人に変わっていく近づいていく、自立の準備をする時期ですので、逆に、いつまでも親の言いなりでは困るはずですが。自分の考えで行動するのを助けてあげる親でありたくはないでしょうか。人生が自分の思い通りにならないから、せめて自分の子どもだけでも思い通りにしたいということなのか、真偽はわかりませんが、もし、そうならば、人生に対する絶望が、背景にあるのかもしれません。喜びを持って生きれない、苦しいばかりの現実では、どこかに八つ当たり(大抵、対象は自分より弱い立場のところに行ってしまいますが)したくなるのかもしれません。

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